小児の歯並びに影響を与えるお口の癖について 続編|あざみ野すずき歯科クリニック|横浜市青葉区あざみ野の歯医者

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歯科コラム

小児の歯並びに影響を与えるお口の癖について 続編|あざみ野すずき歯科クリニック|横浜市青葉区あざみ野の歯医者

小児の歯並びに影響を与えるお口の癖について 続編

あざみ野すずき歯科クリニックです🦷。

前回小児の歯並びに影響を与える癖ついてお話をさせて頂きましたが、その続きです。

 

まずは歯並びを悪くする癖があるかもしれまないので、チェックしてみましょう😊

下のリストでチェックしてみましょう!

自己診断チェック

普段の生活の中で…

いつも口を開けている

くちゃくちゃ音を立てて食べる

唇が荒れやすい

猫背

 

食事のとき…

よくかんで食べない

足のつかないイスで食事をしている

水がないと食事ができない

舌が食べ物を迎えに行く食べ方

硬いものを食べることが苦手

 

舌や唇の使い方

舌の先がいつも上または下の前歯の裏に触れている

舌の先がいつも上下の前歯の間に触れている

唇にグッと力が入っていることがある

水を飲み込むときに唇の周りに力が入る

よく歯に物がつまるのでいつもそこを舌で触っている

 

このような癖はありますか?

ほおづえをつく

寝る時はいつも横向き

爪をかむ

唇をかむ

指しゃぶり

 

上のリストで1つでもチェックがついた人は注意が必要です。このまま続けると歯並びや噛み合わせが悪くなる可能性があります!

 

なぜ、普段の癖が歯並びを悪くするのか

口腔周囲の筋肉の不調和は、不正咬合の原因となることがあります。 

とくに、指しゃぶり、口呼吸、低位舌、舌突出癖、といった口腔習癖は歯列に大きな影響を与えることが知られています。

これは、歯列が舌や口腔周囲筋の調和がとれた場所に位置する性質を持つからです。

 

安静時の状態

安静時の正しい状態

舌尖のスポット

舌尖がスポット☆についている。

口唇は軽い力で閉じている。

上下の歯の間は数㎜あいている。

鼻で呼吸している。

 

誤った舌位による影響の一例

開咬

開咬

安静時に舌が上下の歯間にあるため、歯の萌出が妨げられています。

嚥下時に舌を前方突出させるため、歯と歯の間に広がっている。

 

お口の癖は『口腔筋機能療法(MFT)』で改善することができます

口腔筋機能療法(MFT)とは?

口腔筋機能療法(Oral Myofunctional Therapy、以下MFTという)は、食べる(咀嚼)、飲む(嚥下)、発音、呼吸、舌の位置、口唇の位置などの改善を目的とした各種トレーニングを行うことにより、口腔周囲の筋肉バランスを整える療法です。

 

トレーニング内容(一部)

トレーニングの目標

・口を大きく開け、スティックをスポットに軽く押し当て、5つ数える。

・リラックス時の正しい舌や唇の位置を覚える

・正しい飲み込み方を覚える

・舌尖をスポットにつけ、舌全体を口蓋に吸い上げる。

・口を大きく開け、舌小帯をできるだけ伸ばす。

・舌で口蓋をはじくようにし、ポンと音を立てる。1015回繰り返す。

 

口輪筋のトレーニング

口輪筋とは唇の周囲を取り囲む筋肉のことで、唇を開閉させたり、口元の表情を作る表情筋の1つです。

①ボタンの穴に紐を通して結びます。

⓶歯と唇の間にボタンを挟み、紐を引っ張ります。少し強めに引っ張ったまま30秒間お口を窄ませ、ボタンが口から出ないよう力をいれます。

ご自身で紐を引っ張るのはもちろん、保護者の方が引っ張っても構いません。

30秒間を13セットが目標です。

 

日ごろからトレーニングをすることで、お口の筋肉と舌の位置関係が正しい位置に落ち着くことで綺麗な歯並びへと誘導することができます。もちろん、顎の骨の大きさや歯の大きさの不一致によって歯並びが悪くなっているケースもありますので、矯正も必要になってくる場合もありますので、定期検診でのチェックがとても重要になってきます😲

 

 

 

 

 

 

 

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