小児の歯並びに影響を与えるお口の癖について
- 2024年9月2日
- お口健康トレーニング
あざみ野すずき歯科クリニックです🦷
今回は、子供のお口の癖と歯並びについてお話します😊
最近の検診でご両親から子供の歯並びが心配になっていると相談される方がいらっしゃいます。
子供の歯並びは子供の頃に生じる癖によって大人の歯が生えてきた時に大きな影響を及ぼすことがわかっています。
◎吸指癖
吸指癖とは指しゃぶりのことです。
4歳までは生理的なもので問題はありませんが、4歳以上になると歯並びに影響してしまいます。
指をくわえる力によって前歯は前に出てしまい、出っ歯というものになります。
また下の前歯にも影響してしまい、前歯が噛み合わない状態になってしまいます。
・その他の原因
①咬唇癖(唇を歯で噛む)🥴
②舌突出癖(舌を前に突き出す)😋
◎爪噛み
言葉通り爪を噛んでしまうことです。
影響としては出っ歯、受け口(下の歯が上の前歯より出てしまう)、前歯が噛み合わないことがあります。
◎口呼吸😲
口を閉じることによって唇で歯を押さえる役割があります。口が開いた状態だとその役割が出来ずに前歯が前に出てしまいます。
それだけではなくお口が開いた状態だと口が乾燥して細菌が増えてしまい、虫歯や歯周病の原因となってしまいます。
◎頬杖
顎に大きな力がかかってしまい、顎のバランスが悪くなったり歪んでしまい、歯並びにも影響してしまう可能性があります。
大人になった際にも顎関節症になってしまうケースもあります。
◎歯ぎしり😬
歯ぎしりすることによって奥歯が削れてしまい、上の前歯が下の前歯を覆って、見えなくなってしまう過蓋咬合になってしまいます。
以上の癖は早いうちから対応する事により、歯並びの改善に一役買ってくれます。
次回のブログではMFTと呼ばれるお口の筋肉や舌を鍛え正常の位置に戻す訓練をやり方を踏まえ投稿したいと思います。