口内炎の話
- 2024年5月18日
- 歯の定期検診の重要性について
あざみ野すずき歯科クリニックです🦷
今回は、誰もができたことがあるであろう「口内炎」についてお話したいと思います!
口内炎は、口の中やその周辺の粘膜に生じる炎症の総称です。
口の中の小さな炎症ですが、喋るだけで痛かったり、食事中にしみたり、歯磨きをするのも大変です。
実は、口内炎にはいくつか種類があり、それぞれ様々な原因が考えられます。
①アフタ性口内炎
私たちの口によくできてしまう一般的なタイプの口内炎は、『アフタ性口内炎』と呼ばれるものです。
これは潰瘍性口内炎とも呼ばれ、2〜10mmくらいの丸くて白っぽい潰瘍ができます。
症状がひどい場合では、小さな潰瘍が同じ箇所に2〜3個まとめてできる場合もあるので厄介です。
アフタ性口内炎ができる原因は睡眠不足、栄養不足、口の中の乾燥、疲労やストレスによる免疫力低下などが関係すると考えられています。
栄養に関してはビタミンが不足しているとできやすいと言われています。
通常は1〜2週間程度で自然に治ることが多いですが、何度も再発しやすい口内炎です。
⓶カタル性口内炎(単純性口内炎)
カタル性口内炎は入れ歯や矯正器具、不適合な被せ物などで口の中がすれてしまったときや、頬の内側を噛んだときに傷ができることで生じる口内炎です。
他にも、熱い食べ物による火傷や薬品の刺激などが原因となることもあります。
カタル性口内炎ができると、口の粘膜が赤く腫れたり水ぶくれができたりします。
刺激の強い食べ物でしみたり、ヒリヒリした痛みを生じたりするため、口の中が荒れているように感じます。
治療は、原因の除去と口腔内を清潔に保つことが重要です。刺激の少ないうがい薬や消毒液も効果的です。
⓷ウイルス性口内炎
ウイルス性口内炎は、名前の通り、ウイルスによって起こる口内炎です。
ウイルス性口内炎は、粘膜に小さな水ぶくれができ、それが破れると潰瘍ができます。
カタル性口内炎と似ていますが、比較すると痛みが強く、発熱や倦怠感などの症状が現れるのが特徴です。
口内炎でお困りの方はご相談ください
口内炎の種類、原因はさまざまですが、口内炎を予防・治療するには、まず口の中を清潔に保つことが何より重要です。
また、食後に歯磨きやうがいをして清潔に保つことはもちろんですが、口の中が乾燥していると粘膜の免疫力が下がり、口内炎などができやすくなってしまうので、常に口の中を潤しておくことも大切です。
口内炎が長期的に消えない、または何度も繰り返す場合には、専門の病院で診てもらうと安心です!
当院では、症状によって口内炎の軟膏を処方しています。
また、口の中の金属アレルギーが原因の場合は、金属を使わない被せ物で治療することも可能です!(場合によっては金属アレルギーの診断書が必要な場合もあります。)
何かわからないことがあれば、お気軽に当院にご相談ください。