口腔機能低下症|あざみ野すずき歯科クリニック|横浜市青葉区あざみ野の歯医者

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口腔機能低下症

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口腔機能低下症とは?

口腔機能低下症とは?

口腔機能低下症とは、加齢や疾患、障害などによって口腔の機能が低下し、咀嚼障害や摂食嚥下障害などを引き起こし、低栄養やフレイル、サルコペニアを進展させるなど、全身の健康を損なう病気です。

口腔機能低下症の主な症状

1.噛む力の低下

噛むときに力が入らず、食べ物をしっかりと噛むことが難しい状態です。食べ物をうまく咀嚼することができず、まる飲みするこで消化にも影響を及ぼす場合があります。

2.唾液が減る

唾液は口の中の潤いを保ち、食事の嚥下をスムーズにする役割を果たしています。口腔機能低下症では、唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥してしまうことがあります。

3.言葉の発音が難しい

口腔の筋力や舌の運動能力が低下することで、言葉をはっきりと発音することが難しくなります。

4.嚥下機能低下

食べ物や唾液の嚥下が難しくなる状態です。食べにくい状態をそのまま放置すると栄養失調状態となり、さらなる筋力低下を招きます。

口腔機能低下症が進行すると

口腔機能低下症が進行すると

口腔機能低下症が進行すると、噛む力が低下し、食べ物を十分に咀嚼することが難しくなります。噛み応えのある食品が食べられなくなり、肉などのタンパク質を摂取しづらくなることによって筋力が低下し体力も衰えていきます。また、舌と口腔の筋肉のコントロールがうまくいかなくなり、言葉の発音が困難になることもあり、会話やコミュニケーションに支障が生じる可能性があります。嚥下についても飲み込む動作や嚥下が困難になり、食べ物や唾液が喉に詰まる感覚を引き起こし誤嚥性肺炎を生じる事があります。

口腔機能低下症の検査は何をするのか?

口腔機能低下を7つの項目で検査し、3つ以上が基準値を下回ると「口腔機能低下症」と診断されます。検査時間は約30分程度で、健康保険が適用されます。

① 口腔内の清潔度 舌苔の付着度を見ます。
② ドライマウス 唾液の量を測定し、口腔内の水分量を測定します。
③ 咬合力 残っている歯の数を数えて、噛む力を測定します。
④ 舌口唇の運動機能 「パ」「タ」「カ」の発音で舌と唇の運動機能を測定します。
⑤ 舌圧 舌圧計を用いて舌の力を測定します。
⑥ 咀嚼機能 グミゼリーを噛んだ後、溶解ブドウ糖値を測定し、咀嚼能力を測定します。
⑦ 嚥下機能 問診票に記入していただき、嚥下機能をチェックします。

口腔機能低下症を改善するには

1.正しい食事

正しい食事

栄養バランスの取れた食事は口腔機能の改善に不可欠です。柔らかい食材やスムージーなど、咀嚼が難しい場合でも食べやすい食品を選びましょう。また、栄養補助食品やサプリメントの活用も検討しましょう。

2.口腔ケア

口腔ケア

正しい口腔ケアは口腔機能低下症の改善に欠かせません。歯磨きを日常的に行い、口内環境を清潔に保ちましょう。また、定期的な歯科検診やクリーニングも大切です。

3.口腔機能トレーニング

口腔機能トレーニング

口腔機能低下症の改善には、口の中の筋肉のトレーニングやマッサージ、嚥下リハビリなど、専門家の指導のもとで行うことが重要です。口腔機能低下症に特化したリハビリプログラムを受けることで、口の中の機能を改善させることができます。

4.舌圧トレーニング

舌圧を鍛える専用の器具を使って、舌の筋力や持久力を鍛えます。専門の器具でトレーニングすることで舌圧を上げることができます。

5.パタカラ運動

舌圧を鍛え、口がポカンとなるのを防ぎ、口呼吸を抑えることができます。

  1. 口を大きく開けて「あ~」と言います。
  2. 「い~」と言いながら口を開けます。
  3. 「う~」は口をすぼめます。
  4. 「べ~」で舌を前に出します。

1から4までを1セットとし、これを大きな動きをしながらゆっくり10回ほど繰り返します。これを1回に10セット程度、30秒程度行いましょう。

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