ボトックス治療|あざみ野すずき歯科クリニック|横浜市青葉区あざみ野の歯医者

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ボトックス治療

ボトックス治療|あざみ野すずき歯科クリニック|横浜市青葉区あざみ野の歯医者

歯科ボトックス治療
(ボツリヌス治療)

現在、歯ぎしりや食いしばりなどそれらからくる首こり肩こり偏頭痛でお悩みの方が多くいらっしゃいます。その多くが無意識で食いしばっていて、眠っている最中に歯ぎしり食いしばりをしていて、朝起きたときに顎が疲れている。またはパートナーに指摘されたりして気付く方です。また、歯ぎしり食いしばりで歯にヒビが入って虫歯になられたり、歯がしみたり、歯や歯根が破れたりする方も増えてきました。
歯ぎしり・食いしばりは歯を破壊し、身体にも様々な障害を起こしますので、放置せずに早めに解決することが必要な場合があります。

歯ぎしり・食いしばりの原因

現代社会や人間関係によるストレスなど様々な要因で歯ぎしり・食いしばりをしてしまう方が増えてきています。また、パソコンやスマートフォンの普及で下を向く姿勢が増えたため上下の歯が当たる時間が増えたことも要因の一つでしょう。
こういった場合はボトックス治療を定期的に行うことで、歯ぎしりや食いしばりの辛さを改善できる可能性があります。

歯ぎしり・食いしばりを行うことで、以下のような弊害があります。

  • 首こり、肩こり、偏頭痛
  • 熟睡できない(起きた時の倦怠感や顎の疲れ)
  • 顎関節への過度な負担による顎関節症の発症
  • 歯が欠け、歯の破折
  • 虫歯になりやすくなる
  • 詰め物、被せ物が外れやすくなる
  • エラが張る、顔が大きくなる(咬筋が発達してしまう)
  • 頭痛、肩こりがある
  • 歯の摩耗・歯の知覚過敏
  • 歯周病の進行

このような弊害があります。しかし、自覚されていない患者さんもいらっしゃるため、次のチェックリストを参考にしてみてください。

歯ぎしり・食いしばりのチェックリスト

  • 日中に上下の歯があたり、食いしばっていることに気付いた
  • 朝起きたら顎の疲れ、熟睡できていない感じがある
  • 歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことがある
  • 首こり肩こりがひどい
  • だんだんエラが張ってきた。顔が大きくなってきた
  • 頬の筋肉にはりやこりがある
  • 知覚過敏の歯がある
  • 詰め物が取れやすい
  • 歯がすり減って噛めない部分がある

このチェックリストに該当することがあれば、歯科医院に一度早めに相談し対処することが必要でしょう。

ボトックスがおすすめの方は?

1.歯ぎしりや食いしばりが強い方
  • 夜間や日中に歯ぎしりや食いしばりをする習慣があり、歯の摩耗や顎の疲れを感じている人。

2.顎関節症で悩んでいる方
  • 顎の痛み、顎の動きの制限に悩んでいる人。
  • 筋肉の緊張が主な原因と診断された場合。

3.既存の治療法に満足していない方
  • 他の治療法(マウスピースや薬物療法)を試しても効果が感じられない人。
  • 短期間で症状の改善を目指したい人。

ナイトガードとどちらがいいのか??

歯ぎしりや食いしばりの治療には、ナイトガード(マウスピース)とボトックス注射の2つの選択肢があります。それぞれの特長があります。

使い分けのポイント

軽度~中等度の症状

→まずはナイトガードから始めることが一般的

中等度~重度の症状

→ボトックス注射が適しています。
特に、筋肉の緊張が顕著な場合は効果的です。

ボトックスとナイトガードの併用も可能

両方を併用することで、ナイトガードで歯の接触を防ぎつつ、ボトックスで筋肉の緊張を抑制するという治療法もあります。

ボトックスの詳しい情報

ボトックスの詳しい情報

ボツリヌス毒素(ボトックス)は、神経の末梢の神経筋接合部における神経終末内でのアセチルコリン放出抑制により、神経筋伝達を阻害し、筋弛緩作用を示します。神経筋伝達を阻害された神経は、神経枝の新生により数か月後には再開通し、筋弛緩作用は消退します。

ボトックス(ボツリヌス)治療の効果の持続力

効果の持続力には個人差がありますが、4〜6ヶ月が概ね目安となっています。永続的な効果があるわけではなく、対症療法なので定期的に治療を行うことで効果の持続と改善が顕著になります。

ボトックス治療のメリット・デメリット

メリット

  • 歯ぎしり、食いしばりの改善
  • 顎関節症の改善
  • 歯の知覚過敏緩和
  • 発達した咬筋を弛緩させる(いわゆる小顔効果)

デメリット

  • 保険適応外
  • 注射部位の痛み・腫れ
  • 内出血
  • 口元の違和感
  • 咬合力の低下

ボトックスが適さない人(要注意)

ボトックスが適さない人(要注意)

  • 妊娠中・授乳中の方。
    女性であれば2回の月経を経過するまで、男性であれば3か月を越えるまでは避妊が必要となります。
  • ボツリヌス毒素にアレルギーがある方。
  • 筋肉や神経系の疾患を抱えている方(例:重症筋無力症)。
  • 慢性的な顎関節症で、筋肉以外の要因(骨の変形など)が原因の場合。

当院のボトックス治療で使用する薬剤ついて

当院のボトックス治療で使用する薬剤ついて

ボトックス治療で使用する薬剤にはいくつかの種類があります。
当院では韓国KFDAによる安全基準をクリアした、安全性が高く効果が期待できる薬剤を導入しています。

ボトックス治療の流れ

ボトックス治療は忙しく時間がない方でも行うことが可能で、最短でカウンセリング当日の施術が可能な短時間で完了する治療です。

1

カウンセリング

歯ぎしり、食いしばりの診断や口腔内の歯や歯肉、顎の骨、顎関節周辺の筋肉の状態を診察します。その際に、必要であればレントゲン写真を撮影する可能性もあります。また生活習慣や現在の悩みなどのお話も伺います。治療のご希望がある方は同意書をいただいてから治療に進みます。

2

治療

咬筋にボツリヌスを注入

左右の咬筋に無毒化したボツリヌストキシン製剤を注入します。
所要時間は10分程度が目安で、短時間で完了いたします。

3

治療後

治療直後は効果を実感にくいですが、施術後3〜4日目ぐらいから徐々に効果を感じる方が多いです。効果は2週間程度で安定し、3〜6ヶ月ほど持続します。効果の持続時間は個人差があり、年に2〜3回ほどで定期的に施術を受けると効果的です。

エビデンスに基づくボトックス注射の効果

歯ぎしり・顎関節症に関するエビデンス

歯ぎしり(ブラキシズム)に対するボトックスの効果を検証した研究では、ボトックスを咬筋に注射することで、症状の軽減が認められました。
ある臨床試験では、患者の85%が「歯ぎしりや顎の痛みが緩和された」と報告しています(出典:Journal of Oral Rehabilitation, 2020)

顎関節症(TMD)の治療についても、ボトックス注射を行うことで筋肉の緊張が減少し、顎の動きが改善したケースが多数あります。
研究例:3か月後の追跡調査で、70%以上の患者が痛みの緩和を実感しました(Clinical Oral Investigations, 2018)。

よくあるご質問

ボツリヌス治療を受ける際の注意点はありますか?

施術後の副作用として、注射の刺入点にごくわずかな内出血や腫れが生じることがありますが、1週間程度で治まるケースが多いです。また治療後は硬いものが噛めなかったり、顎関節が疲れやすくなったり、周辺の筋肉のこわばりが見られることがありますが、こちらも1週間程度で改善することがほとんどです。普段の生活に支障は基本的にございません。

ダウンタイムは必要ですか?

ダウンタイムはありませんので、注射後そのままご帰宅いただけます。

どのあたりに注射するのですか?

奥歯を強く噛み締めた時、「ふくらみ(咬筋)」部分に直接注入します。

注射した当日の飲酒は可能ですか?

注射当日の飲酒はお控えください。お酒を摂取すると血流が促進されて内出血が増える可能性があります。

治療が受けられない人はいますか?

未成年、妊娠及び授乳中の方はボツリヌス治療は受けられません。また、男女ともに妊娠予定のある方の2〜3ヶ月前は推奨されておりません。

ボツリヌス治療の効果の持続期間はどれくらいですか?

個人差はありますが3〜6ヶ月程度を目安としてお考えください。1度の治療で効果が永続的に続くわけではないため、経過を見ながら定期的に治療を受けていただくことをおすすめいたします。

処置回数は何回かかりますか?

処置回数は、1回となります。しかし、効果の持続を期待するには個人差もございますが6ヶ月に一度継続していただく必要があります。

痛みはありますか?

すごく細い注射針の使用で、痛みを最小限にするよう配慮しますが、若干の痛み(チクチク)は伴うことがあります。

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